りぷ文通

クールで強い君へ

交際を始めて、なんだかんだ2年と半年ぐらいですね。あなたに直接こんなお手紙なんて送っても、変に気負われても嫌だし、”とどけばいいな便”を利用してみます。

2年前、遅かれはやかれ入院が決まっていた私は、もうどうしようもないというような、底知れぬ不安を抱いておりました。流行りもののせいで誰とも面会が出来ず、ひとりの病室に居るだけで悲しい気持ちになりました。

クールなあなたは、特別私に甘かったわけではありませんが、いつも連絡をくれて、手紙をよこしてくれ、私の希望の一つ一つをプレゼントしてくれました。

“退院したら真っ先に会いに行こう”と心の中の思いを昇華させ、退院後、新幹線に乗って会いに行き、告白し、交際を始めました。この上ないしあわせと同時に「私は私として生活できるように」自身で努力する日々が始まりました。

時は経ち、如何でしょうか。あの日私と付き合って良かったと感じてくれておりますでしょうか?2年半で、クールなあなたはよく笑うように、けれど弱音を吐かない、強さがまた少し心配になります。あなたは素敵です。私はあなたのそばで笑うことができ、毎日楽しく過ごしております。

どうか、その良さを失わず、自分らしく素敵なあなたで毎日を楽しんでほしいです。私は全力であなたを応援しています。なぜならあなたがそうしてくれるから。

これからもよろしくおねがいします。

わたしより

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